国土面積の少ない日本においては、経済規模の拡大に対応するために、スクラップ&ビルドを前提に大きな床面積を持つ建築が大量生産されてきました。
時を経て、時代は人口減少、経済規模の縮小へと移り替わり、多くの施設が当初の役割を終え、統合・再編の必要性に迫られています。
山下設計は、今後、急増することが予想される余剰の既存ストック建築に対し、費用対効果が高く、環境負荷低減につながる施設再生を提案していきます。
築50年を超える建物では、内外装や設備機器の全面的な更新が必要となるほか
現行の耐震基準や消防規定に適合した安全性の確保が必要となります。
ストック建築活用を行う上では、既存建物の骨格の特徴を活かし、法的な対応も見据えた規模に縮小することで、少ないコストで大きな価値を生み出すことが可能です。
山下設計は、既存建築物の状況と新しい施設に必要な与条件を的確に把握し、減築含めた最適な改修方法を提案していきます。
人口減少や有効資源活用の観点から、新築ではなく既存建物が注目されています。社会資産として既存建物を改修し使い続ける上では、それらの環境性能をいかに向上させるかが課題となります。
山下設計は、既存建築物の形状や構造体など、その特徴を生かした環境配慮手法により、既存建物の価値を向上させる効率的な省エネルギー、LCCO2削減を目指します