⼭下設計の社員紹介　　田中　康介

前職は都市計画コンサル・事業コンサルを多くやっている設計事務所で、主に基本計画・基本設計の仕事をしていました。設計の初期段階だけでなく、実施設計や現場監理まで関われる環境で、設計者としての能力を向上させたいと考えるようになりました。

そこで、会社として建築設計を行うことを主体としている組織設計事務所への転職を決意しました。その中でも山下設計は、作品や周囲の情報から堅実な設計をするイメージがあり、しっかりとした建築設計の技術を磨くことができると考え、入社を決めました。

大規模な再開発の設計で、クライアント・各デザイナー・技術部門の方々と密に打合せし、設計をまとめ上げたことが印象に残っています。

基本設計の中では、住宅棟の外観を3Dで30パターンほどデザインしクライアントへプレゼンしました。提案を重ねるに従い、デザイン性と機能の合理性が両立し段々と収束していく過程が面白かったです。

実施設計は設計部の先輩と二人三脚で進めていきました。住宅特有の詳細設計は専門技術を持った協力事務所と協働で行い、設備の取り合いについては社内の機械設備や電気設備の担当との細かい調整も行いました。最終的な設計図書にまとまったときは非常に達成感がありました。

設計以前（基本構想・基本計画）と設計（基本設計・実施設計）の両面から魅力的な建築を実現していきたいと考えています。

基本構想・基本計画でその建物の方向性が決まるため、その部分をいかに魅力的にするかという点は非常に重要ですが、同時に、基本構想・基本計画を描く上で、プランのリアリティには設計のスキルが不可欠だと考えています。

どちらの仕事にも楽しさがあり、やりがいを感じているので、自分の経験を活かして事業目線での提案などで貢献しながらも、ディテールなど設計の経験を積んでいくといったように、自分が理想とする設計者像に少しずつ近づいていきたいと思っています。

仕事は平日に納めて、休日はプライベートの時間に充てるようにしています。最近はキャンプにはまっていて、多いときは月３回行くこともあります。魅力は、なんといっても自然の中で過ごせることによるリラックスです。平日に溜まった心の疲れを山や海の景色を眺めてリフレッシュしています。

普段は夫婦でキャンプをしていますが、職場の部活動のキャンプにも参加しています。大人数でワイワイするキャンプはまた違った魅力もあり、普段関っていない同僚と交流できる楽しさもあります。