本計画では、大正13年(1924年)に完成した旧石川県庁舎本館の歴史的外観を残しながら、新たな文化を育む場として保存再生を行いました。保存部分は、外観と内部空間の意匠性、空間性を生かしてコンバーションを図り、北側の増築部分は金沢城、兼六園といった歴史的環境と向きあう場として、眺望の広がりを楽しめるガラス主体の透過性が高い空間としました。外から見たときは、歴史の重層性と新たな文化創造に向けた活動が見える空間となっています。
平成 22年 4 月 10 日のオープン以来、平成 29 年 11 月 11 日には入館者が 400 万人に達し、オープンスペースでは年間を通して様々なイベントが実施され、賑わいを見せています。
所在地 | 石川県金沢市 |
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用途 | ホール・集会場,商業施設 |
竣工年月 | 2010年3月 |
延床面積 | 4,867㎡ |
構造 | S造、SRC造(増築部地上)、RC造(保存部及び増築部地階)、基礎免震構造(保存部分) |
階数 | 地上4階/地下1階 |
受賞他 | 第21回ベルカ賞ベストリフォーム部門 第15回公共建築賞 第43回中部建築賞特別賞 第32回石川建築賞優秀賞 2011年度グッドデザイン賞 平成23年度照明普及賞 第17回いしかわ景観大賞知事表彰 第23回いしかわ広告景観賞 2010 日本建築学会作品選集 2011 第33回金沢都市美文化賞特別賞 2011 |