本院は、圏域の基幹病院と、中国全土を対象としたがん治療およびがん研究施設としての役割を併せ持つ1,500床規模の病院です。国際コンペにおいて1等に選ばれました。
計画は中国の病院では主流の「分棟型」を採用しています。一方で「分棟型」により各棟を繋ぐ位置による医療の効率化と迅速化が損なわれないように、医療機能の中心となる診療棟の周囲に周回型の主動線を設けることで、各棟と診療棟を最適な位置でつなぐことが出来るようにし、連結部分への院内交通の過度な集中を避ける計画としました。
所在地 | 中国上海市 |
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用途 | 医療施設 |
竣工年月 | 2015年9月 |
延床面積 | 172,104㎡ |
構造 | RC造/一部S造 |
階数 | 13階/B2階 |
受賞他 | 全国優秀建築工程設計プロジェクト一等賞 2017 上海地方優秀建築工程設計プロジェクト一等賞 2017 |
備考 | 基本設計:山下設計 ・ 実施設計:上海建築設計研究院(上海現代建築設計集団) ・ 病床数1,500床 |