本計画では、「人にやさしい県庁舎:ユニバーサルデザイン」、「環境にやさしい県庁舎:サスティナビリティ」、「災害に強い県庁舎:セイフティー」を基本要件に、”石川らしさ”を継承、醸成することで永く県民に親しまれる庁舎の実現を目指しました。「環境共生型の庁舎」としては、「森の中の県庁舎」の実現に加えて、ライトコートを利用して、超高層ビルとしては初めてとも言える本格的な自然換気・自然採光を確保するシステムを構築し、環境負荷を低減させる「自然と呼応する建築モデル」を実現しました。「ユニバーサルデザイン」への取組みとしては、障害者や学識経験者、医療・福祉関係者、リハビリ工学の専門家との2年間にわたるワークショップを実施して検討を進めました。「災害に強い」という点に関しては、防災拠点となる施設として構造の重要度係数を1.5相当とした制振構造の採用、最先端の消防防災システムの採用、災害対策本部機能の充実、ヘリポート、防災広場の設置等を行いました。
所在地 | 石川県金沢市 |
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用途 | 庁舎 |
竣工年月 | 2002年11月 |
延床面積 | 103,656㎡ |
構造 | RC造/SRC造/S造 |
階数 | 20階/B2階/PH2階 |
受賞他 | 公共建築賞国土交通大臣表彰 2008 空衛学会賞技術賞 2005 優良消防防災システム表彰 2003 |