本施設は、北海道洞爺湖サミットのメディアセンターと首脳会見場の機能を担う期間限定の建築です。計画では「環境」をテーマとしたサミットの施設として、北海道の自然景観との調和とエコを表現しました。積雪利用の雪冷房、間伐材利用のルーバーに北海道の植生を再現した植栽による壁面緑化、コンクリートや杭を使用せず産業廃棄物ゼロの基礎工法、すべて再利用材で構成した躯体など「環境に配慮した建築」を世界に発信しました。サミット終了後は、使用資材のリユース・リデュース・リサイクル(=3R)率99%(重量換算)を達成しました。現在現地は開催前の元通りの雄大な自然に戻っています。
所在地 | 北海道虻田郡 |
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用途 | 放送/メディア |
竣工年月 | 2008年5月 |
延床面積 | 10,878㎡ |
構造 | S造 |
階数 | 2階 |
受賞他 | 第30回エンジニアリング功労者賞 2010 2009年日本建築家協会優秀建築選100選 グッドデザイン賞 2009 |
備考 | 基本計画・設計監修・工事監理:国土交通省北海道開発局営繕部、山下設計、基本設計・実施設計:日本設計、環境技術支援:竹中工務店 |