PROJECTS

本施設は、国際大会や国内大会の実施、次世代アスリートの強化・育成の場を提供する、日本水泳の中心となる世界最高水準の水泳場です。子供から高齢者まで、誰もがスポーツや健康増進に取り組むことができる場の提供や、さらに辰巳の森海浜公園等周辺施設と連携した、にぎわいの創出などを設置の目的とした、都立体育施設です。 山下設計は2014年10月に公告された本件基本設計プロポーザルへの参加から2020年2月の新築工事竣工を経て、東京2020大会後に行われた改修工事（レガシー工事）完了の2023年2月まで、一貫して本プロジェクトを担当しました。 計画当初より東京2020大会で使用することが決定しており、大会時の観客席は約15,000席として建設しました。大会後は約5,000席に縮小、歩行者デッキの一部や屋外階段などの仮設部分を撤去し、施設の外周部に駐車場や植栽の整備する改修工事（レガシー工事）を行いました。 国内最大級の約5,000席の観客席を有するメインプール（50m×25m、可動壁、可動床）をはじめ、ダイビングプール（25m×25m×5m）、サブプール（50m×25m、可動壁、可動床）、飛び込み用トレーニングルーム、トレーニングルーム、スタジオ、会議室等を備えています。 水泳競技の国際・国内大会の開催やアスリートの強化育成の場として、またスポーツを愛好する利用者が健康増進に取り組むことができる水泳場として今後も活用されることが期待されています。