本プロジェクトの特徴は、建物を覆う360枚のルーバーです。これらは、季節毎の日射や近隣施設との視線調整を行うとともに、エアフロー層による簡易ダブルスキンを形成し、室内環境の安定化を図っています。また、スチール製のため、「研究メモを貼る」・「映像を投影する」などといった、家具的な役割を果たすとともに、研究者の活動内容や好みに応じて1枚1枚手動で角度を変えることのできる仕組みとなっています。 ルーバーの開閉には、活動シーンに応じた4つのモードを設定しており、研究者のニーズに応じた最適な環境が自由につくりだせる研究室となっています。
階数 | S造/基礎免震構造 |
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延床面積 | 5,155㎡ |
竣工年月 | 2011年2月 |
受賞 | 2011年日本建築学会作品選集 2011年度グッドデザイン賞 第54回SDA賞D類入選 |