PROJECTS

計画地であるＪＲ苗穂駅南口周辺は、北海道庁旧本庁舎（赤れんが庁舎）から続く北３条通りに面し、札幌の開拓期を支えた産業のまち並みが今でも残る地域です。本計画では、再開発組合やまちづくり団体、事業者、札幌市の様々な人たちが、民間施設と公共施設を一体的に整備し、苗穂の街の新たな風景づくりを行いました。 この再開発事業の特徴は、敷地が駅前広場を挟みこむ形状で、4つの街区で構成される東西方向最長200ｍ超の大きな平面形です。平面形状の大きさを活かし、各住宅棟、商業テナントやオフィスの地上レベルにそれぞれ専用のエントランスと顔づくりを行うことで、駅前広場に対する街の賑わいを演出しました。一方で、高さの異なる建物群や複数街区に建つ用途の異なる建物のデザインを縦強調のデザインコードで統一することで一体感のある街並みを創りました。