PROJECTS

本施設は、震災の復興をけん引するシンボルとして、防災拠点・情報拠点としての機能を備えた、まちづくりの要となる庁舎です。 基礎免震構造を採用することで、熊本地震で経験したような繰返しの地震発生時でも構造体への影響を最小限に抑え、災害時にも建物を継続して使用できるとともに、庁舎機能を保持し、災害直後から迅速に防災拠点としての本部機能を発揮できる計画としています。 庁舎は、益城町の歴史・文化・生活に根ざした美しい山並みや田園風景に面した、大地に寄り添う低層とし、1階には町民利用が可能な多目的スペースを整備しました。 また、南側には街区公園を含めたオープンスペースと、熊本地震の記憶を継承するガイダンス施設としても利用される復興まちづくり支援施設を整備しました。 庁舎と支援施設の建物内部と外部を一体的に利用することで、庁舎の賑わいがまちへと繋がる「開かれた庁舎」を実現しています。