活動・交流の受け皿となる屋内広場の創出 少子高齢化に加え、過疎化が進行している小城の街には、人の集まる場や立ち寄っていく場というものが殆どありません。そこで、まず大きな広場のような空間をつくり、人々を呼び込むイベントを行ったり、街の人々が一堂に会することができる“街の中心となる場” をつくることが重要と考えました。南側の街の基幹道路に面した屋外イベント広場と連続し、北側の駐車場や住宅地からの人の流れを引き込むように、南北をつなぐ天井高18m を超える小城空路を設け、施設内のラウンジやホワイエといったフリースペースをこの空間内にステップ上に集約配置しています。この広場は各階に配置された様々な活動の場へと人々が行き交う動線空間としても位置付け、他の人の活動の様子を感じながら自由に自分の居場所を選択できる。この大きな屋内広場を本施設の骨格とし、街に対して開いていくことで、市民の活動・交流の受け皿となることを意図しました。
所在地 | 佐賀県小城市 |
---|---|
用途 | ホール・集会場 |
竣工年月 | 2015年12月 |
延床面積 | 5,660㎡ |
構造 | RC造 |
階数 | 地上3階 |
受賞他 | 2016年照明普及賞 |