宮崎県防災拠点庁舎では、将来,発生が予想される南海トラフ巨大地震などの大規模災害発生時に,「市町村や政府,自衛隊・消防などの関係機関との連携の要」となる防災拠点として,十分な耐震性能やライフライン途絶時にも機能維持が可能で,長期間にわたり災害対応活動ができる庁舎を目指しました。同時に、時代の変化や行政需要の変化に伴う組織改編などに柔軟に対応でき,ユニバーサルデザインや環境共生などの庁舎としての基本性能に優れた建築とするとともに,宮崎市の景観重要建造物に指定されている本館,5号館や,既存の日本庭園である南庭園,街路の楠並木を生かして宮崎発展の歴史的プロセスを次世代に継承する景観づくりを目指しました。
所在地 | 宮崎県宮崎市 |
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用途 | 庁舎 |
竣工年月 | 2020年8月 |
延床面積 | 25,155㎡ |
構造 | S造、RC造、木混構造、柱頭免震構造 |
階数 | 地上10階、地下1階 |
受賞他 | 令和2年度全建賞(建築部門) 2020年照明普及賞九州支部長賞 |
備考 | 山下設計・岩切設計・ごとう計画・設計 設計JV |