PROJECTS

八幡市庁舎

設計コンセプト

新本庁舎の特徴は主に「防災庁舎」としての機能と「やわたテラスの構築」の1つとなることです。 「防災庁舎」としては、地震対策のほか、木津川・宇治川・桂川の合流地点に位置するため、河川氾濫による水害に対して確実に対応できる庁舎づくりが求められました。そのため、市役所としての主要機能を2 階以上に配置した1 階柱頭免震構造の採用や、屋上に災害対策活動を助長する緊急離着陸場を備えています。 「やわたテラス」は、新本庁舎や現庁舎、文化センターなど、敷地全体で構成される市民の憩いと活動の場の総称です。新本庁舎はその一角を担っており、既存のクスノキ並木を活かしたプロムナードから続くエントランス前のピロティ空間、多目的利用を想定した1階エントランスホール、3階から4階へと階段によって連続し、設えの違う市民プラザ、最上階の展望ロビー、展望ロビーに面したガラス張りの議場など、市民および職員が交流と活動の幅を広げる様々な空間を用意しました。 新本庁舎の完成を通過点に、「やわたテラス」を中心とした、より市民に愛されるまちづくりを目指しました。

所在地 京都府八幡市
用途 庁舎
竣工年月 2023年3月
延床面積 11,839㎡
構造 SRC造、S(CFT)造
階数 地上7階