当麻町は豊富な森林資源を積極的に活用するため、木造建築の普及と林業の活性化を推進しています。そこで本計画では、地産地消による地元で施工可能な木造の庁舎を実現するため木造在来軸組構法を採用しました。構造材のほか造作家具や仕上材にいたるまで、全て町産の木材を利用しています。
執務室は、柱や中間梁に心持ちのまま製材された120mm角のカラマツ無垢材を使用し、3.64mの基本モデュールを連続することで、執務室の部門間の連携を促進する見通しの良い大空間を木造で実現しました。
所在地 | 北海道上川郡 |
---|---|
用途 | 庁舎 |
竣工年月 | 2018年11月 |
延床面積 | 2,669㎡ |
構造 | W造 |
階数 | 2F |
受賞他 | 令和元年度北海道赤レンガ建築賞 2019年度グッドデザイン賞 |
備考 | 設計・監理:山下・柴滝設計JV |