市のシンボルである「史跡・小牧山」の麓に立つ旧本庁舎の移転建替です。小牧山が眼前に迫る、既存東庁舎と同じ立地であることから、新庁舎+ 東庁舎と小牧山との関係を意識し、新庁舎と東庁舎の間から小牧山を望む視線を通す配置とし、敷地の南側から小牧山に向かう強い軸線を生み出すことで、市庁舎と小牧山のつながりを明確化しました。この軸に沿って地面から低層部の3 階屋上までなだらかに連続する「芝生の丘」は、その先に迫る小牧山の「緑」と計画地を結び付ける役割を果たし、「小牧山」と「新庁舎+ 東庁舎」が一体となった印象的な景観を形成し、「芝生の丘」の起状や平面的なふくらみの内外には、開放的な市民ホールや市民プラザといった、多様な市民活動の場を両庁舎間に生み出し、市庁舎に多くの市民を引きつけるきっかけとなっています。
所在地 | 愛知県小牧市 |
---|---|
用途 | 庁舎 |
竣工年月 | 2012年7月 |
延床面積 | 17,375㎡ |
構造 | S造、一部RC造 |
階数 | 6階/地下1階 |
受賞他 | 照明優秀施設東海支部長賞2013 |