図書館という公共空間は、誰でも受け入れる公共性や、いろんなものをつなぐ特性により、その機能を超えた存在へ拡張できる、とても特別な存在です。 大きな屋根の下に図書館と地域交流館が一体化したIYO夢みらい館は、みんなが集まり相互作用が生まれる広場へ、様々な居場所が用意されたサードプレイスへ向けて、その機能を拡張することを目標とした新しい公共空間です。 大きな屋根のトショカンは、外では異形と親和性という振れ幅の大きい関係を創り出すと共に、内においては、包み込まれた感覚・屋根が誘導する様々なつながり・居場所性が、施設内に様々な相互作用を誘発し、ヒト・施設・まちの間に波紋の重なりのような多層の関係をつくります。
所在地 | 愛媛県伊予市 |
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用途 | 図書館・美術館・博物館 |
竣工年月 | 2020 年2 月 |
延床面積 | 5,867 ㎡ |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造 |
階数 | 地上3 階 |
受賞他 | 第4回JIA四国建築賞2020佳作 |