PROJECT

東レ先端融合研究所 神奈川県鎌倉市

撮影 : クドウフォト

設計コンセプト

東レ先端融合研究所は、バイオとナノの融合を基盤とした新たな研究開発を目的として建設された。計画では、この地域に古くから伝わる「谷戸に棲む」という言葉を原点に、建築主である東レの技術を応用した環境共生型の研究所の構築と、研究者の自由な発想を支援する自由度の高い研究環境の形成を課題とした。建物は沢筋に沿った南北に長い直線状の平面形を採用し、沢筋に面し眺望の開けた東側に研究室・西側に実験室を設けた。研究室は、グラサルを用いた外断熱通気工法下見板貼とCFRPルーバーの組み合わせによる「呼吸する外皮」を形成し、空調負荷の軽減と導入日射の調整を図っている。実験室では、PC床版と逆梁を利用した床ピット方式の設備配管システムを構築した。外部に設けた「メカニカルボイド」と呼ばれる縦シャフトから、スパン単位に設備の供給を行うことで、梁貫通や横引きを行わない独立性や自由度の高い実験環境を実現している。

構造 RC造
階数 3階
延床面積 8,022㎡
竣工年月 2003年4月
受賞 神奈川建築コンクール一般建築物部門奨励賞 2004年9月<br /> 日経優秀先端事業所賞 2003年11月<br /> JIA優秀建築選 2005年3月