PROJECT

名古屋市立第二斎場 愛知県名古屋市

撮影 : エスエス

設計コンセプト

名古屋市立第二斎場は、2040 年にピークを迎える火葬需要に対応する 「1 炉 1告別収骨室」を1 ユニットとする、30 ユニット全個室型の大規模火葬場である。計画地は、再開発が進む名古屋市湾岸部に位置し、小学校や閑静な集落か近接していた。
大規模な火葬場でありながらも、「故人を偲ぶ葬送の場としてのプライベート空間を実現すること」「近隣住環境に配慮しつつ再開発の起点として豊かな街並みを創造すること」そして「少人数運営に対応する管理しやすい合理的な斎場を実現すること」を目指した。本斎場では、炉前面のウェーブウォール「屏風」の凸部から吸気し、炉裏側へと換気フローを形成することで、燃焼効率を高めている。この炉を覆う柔らかい形状の外壁は、故人とのお別れの「時」を緩やかにつなぎ、意匠と設備システムとの調和を図っている。大規模斎場でありながらも、故人と会葬者とのお別れの時を静かに過ごすことのできる、厳かさを備えた斎場を実現することができた。

構造 RC造/一部S造、SRC造
階数 2階
延床面積 14,993㎡
竣工年月 2015年3月
受賞 中部建築賞入賞2016年